【写真】最高のお手本は身近なところに【ポートレート】

こんにちは。9月になり日が暮れると少し涼しくなってきたなーなんて思っていたら、またこの数日は暑さが戻ってきた感じがします。

部屋のエアコンも夏の間は毎日ほぼ24時間運転で、この数十日間は動きっぱなしでしたから、久々にエアコンを完全に止めて窓から入る風だけで過ごしたりしてたんですけどね。彼にはあともうひと踏ん張りしてもらいましょう。

目次

写真撮影のお手本

今日のテーマは、写真撮影におけるお手本のお話です。
特に初心者の方には知ってほしいです。

先日、作品撮りのイメージについてヘアメイクさんとやり取りをしている際に、参考資料として雑誌のページを画像で送ってもらいました。ボクは知らない雑誌だったのですが、とてもおしゃれなスタイリングとページ構成でした。気になったので試しに一冊買って眺めてみたところ…

うーん……

好みです

そうなのです。モデルさんが着られている洋服はもとより写真もフィルムぽい雰囲気で、ピンの甘い独特な質感がめっちゃおしゃれでした。これは優良図書認定だなと思い、善は急げで早速、年間購読の手続きをしました!

ボクが女性向けのファッション誌を見るのは、作品撮りをする際の衣装選びの参考にするという目的と、あともう一つの大きな理由として、写真の構図や色合いや質感、モデルさんのポージングなどを参考書として利用するためです。

というのも、世界的ブランドの広告やファッション誌で活躍されているのは、一流フォトグラファーやモデルさんです。それらをサポートするスタイリストさんやヘアメイクさん、アートディレクターなども当然一流です。そういった方々が時間とお金と情熱をかけて作り上げた冊子広告や写真が参考にならないわけがありません。

勿論考え方なので、そんなのオリジナリティに欠けるじゃんとか、ただの真似だと思う方も当然いるでしょう。

けどボクは学べるものがあれば貪欲に学びたい派なので、全然気になりません。そこからオリジナリティを出せば良い話ですし、芸術や音楽などは所詮模倣から始まり形を変えているだけに過ぎないからです。これはあくまでも持論ですけどね。

余談になりますが、以前開催した写真展にご来場いただいたお客様のひとりに、「私は巷に蔓延るいわゆるポートレート写真に辟易していました。どれを見ても個性を感じず同じものにしか感じられないからです。ですから当然REIさんの作品もそのつもりで通り過ぎようと思いましたが、他にはない引寄せられる魅力を感じ思わず立ち止まってしまいました。」

稚拙な作品しか撮れない私などには、勿体なさすぎるお言葉でした。号泣。

何を言いたいのかというと、つまりは広告や雑誌を参考書にしている私ですが、その方が仰ったようにどれも同じように感じるポートレート写真の一枚ではなく、オリジナリティ=個性を感じてもらえることが出来たということです。

もちろんお偉い先生や巨匠に言われた訳ではありませんので、その言葉にどれだけの価値があるのかといえば、一般的には無いに等しいのかもしれませんが、ボクはたった一人でもそのように感じてくれる人がいるのならば、表現者としてはとても意味あることだと嬉しく受け止めています。

マネから始まるオリジナリティー

あれこれ理詰めで考えるのも時には大切ですが、そんなことを論じ『見ない、撮らない、作らない』理由にするぐらいならば、最初はたとえ人マネでも、見て撮って形にすることに大きな意味があると思います。

構図をマネしたぐらいで、オリジナルの作家さんを超えられるなんてことは決してありません。逆に言えば、きちんと自分らしさが写真に出るってことです。

マネはあくまでも歩きだす為のきっかけに過ぎません。
けど大半の人は、そのきっかけを掴めず躊躇し悶々としてしまうんです。

だからこそのマネです。何もないゼロから何かを生み出そうというのは難しいですが、マネならそのハードルがぐっと下がるでしょ?

普段なにげにパラパラめくっていた雑誌や広告を、もう一度注意深くご覧いただくと、そこには一流のエッセンスがいくつも隠されていることに気付くはずです。最高のお手本はこんな身近なところにあったのです。

初心者の方はどんどんマネして撮りましょう!

そこから個性も自然と生まれてくるはずです。

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