初めての花火撮影 

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念願の花火撮影

前々から憧れていた(笑)打ち上げ花火の撮影にお誘いいただきました。

めっちゃ嬉しい!!

行ったのは千葉県成田市。ボクが住んでいる場所からは車で1時間程度です。いつもならね。

案の定と言いますか、やはり道路は込み込みで、結構早めに出発したのですが、現地到着はギリギリになってしまいました。

開始時間が17:30だったので、余裕を持って17:00に到着する感じで家を出たんですけど、実際到着したのは17:20位でしたかね。ゆっくり準備する時間もなく、撮影スポットに到着するやいなや、急いで三脚やカメラなどをセットしました。

とは言え、この日お誘いいただいた先生(お友達です)から、指示されたものを言われたとおりテキパキ準備しただけなんですけどね。

撮影に必要なもの

それではこの日、ボクが準備したものを(先生から借りたもの含む)ご紹介しましょう。

花火撮影初心者の方や写真初心者の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

用意したもの

カメラ

カメラは皆さんがお持ちのもので大丈夫です。
但しバルブ撮影(シャッターを押してる時間だけ開けられる)に対応しているものに限ります。今回、ボクは愛用しているSONY α7RⅣを持っていきました。

7RⅣは超高画素機なので(データーをたくさん収められる)、トリミング耐性が高いです。
どういうことかと言うと、普通ならば拡大すると粗いブロック状になってしまうものでも、ドット感を感じさせずに、きれいな状態を保ちながら拡大することが可能だということです。

打ち上げ花火って、どこまで上がるか、どれぐらい横に広がるか分からなかったりしますよね。結果、画面の中に収まらなかったなんてことがあるわけです。

なので、予め広めに撮影しておき、後からトリミングするという保険がかけられます。こういう事ができるのも、高画素機のメリットのひとつです。

レンズ

レンズ選びも難しいですよね。今回は先生からのアドバイスで、SONY FE 24-105mm F4 G OSSをチョイスしました。最初はVario-Tessar T* FE 16-35mm F4の広角ズームレンズを持っていこうかと考えましたが、今回の撮影スポットのように、打ち上げ場所から少し離れている場合は、花火が小さくなりすぎてしまいます。

当日の撮影データーをチェックしてみたところ、フィナーレまでは、ほぼすべて35mmあたりで撮影していました。それでも最終的には結構トリミングしたので、打ち上げ花火を真上に見上げる以外ならば、24mmか28mmスタートのズームレンズで十分かと思います。

トリミング前 32mm
トリミング後

何となくイメージ的に広いものや大きいものを撮る=広角レンズと考えてしまいがちですが、被写体までの距離なんていうのも、きちんと頭に思い浮かべて、レンズを選ばないとだめだと言うことですね。

三脚

花火撮影に限らず、使うことが多い三脚ですが、これも選ぶのが難しいもののひとつですよね。

本当であれば、撮影用途によって数本は用意したいものですが、何かをひとつだけというならば、ある程度しっかりしたものを最初に買われると、あとあと無駄がないと思います。

実際、ボクもManfrottoのアルミ三脚を9年愛用していますが、全然壊れないです。そして滅多なことが無い限りはぶれません。三脚の品質や性能は、ほぼ価格なりと考えたほうがいいです。安いものもたくさんありますが、正直おもちゃです。

絶対に買い直す羽目になるので、ここだけはしっかりしたものを買っておくのが得策です。

三脚は3段から6段ぐらいのものまでがありますが、段数が増えればより小さく収納できるということ。その代わり安定性は悪くなってしまいます。

車移動が多い方ならば3段を、電車などの場合は4段以上のものが使いやすいかと思います。格納サイズが許容できるならば3段をオススメしたいです。

素材は、アルミがコスパも高いです。予算があればカーボンですが、メリットである軽量なことが、屋外撮影などでは仇となることもありますので、使用用途などをよく考え、チョイスすると良いのではないでしょうか。

あ!そうそう。
もしも既に、欲しい雲台が決まっているならば、三脚の脚のみを購入されると無駄がありませんよ!

愛用している190はこんな感じの三脚です

雲台

雲台とは、一般的に三脚に装着するパーツで、脱着式のプレートを介し、カメラと三脚を一体化させます。雲台にあるバーやグリップ、ノブなどを使用し、カメラの向きを自在に動かし固定する役目があります。

構図を細かく何度も変える必要がある、被写体が移動する、そんな場合は、レバーを緩めてスパッと向きや方向を変えられるボール雲台、自由雲台が便利です。

ボクは以前からギア雲台というものを長く愛用しています。ギア雲台は微妙な調整が可能になる為、特に物撮りをする方に人気のある雲台です。水平垂直が重要な建築写真や風景写真を撮るカメラマンの中でも、愛用されている方は多いと思います。

ギア雲台って、なんか動かすのが大変そうと思われる方もいらっしゃると思いますが、この子の凄いところは、レバーを握ると大きく動き、ノブを回すとゆっくりと精密な動きをするところです。

なので大まかな位置まではグリップを握り動かし、最後の細かな調整をノブで行うので、実は結構素早くポジションを決めることができちゃうんですよ。

どんな撮影にも応用が効くので、個人的には最初の一台にも強くオススメしたいです。

シャッターレリーズ

シャッターレリーズとは、カメラから離れた場所からシャッターを切る(押す)ためのアクセサリーです。有線式と無線式がありますが、電波の場合、混線するトラブルもありますので、個人的には安価な有線式をおすすめします。

レリーズには、遅いシャッタースピードや長時間シャッター(バルブ撮影)などを行う際の、ブレを防ぐ役割があります。花火には必須です。

ハーフNDフィルター

初心者の皆さんは、NDフィルターってご存知ですか?

簡単に表現するなら、カメラにとってのサングラスです。

レンズの先端に黒い色のついたNDフィルターを装着することで、日中や大きな光を放つもの(今回の花火もそれに該当します)の撮影の際に、早すぎるシャッタースピードを調整する役割があります。

今回の撮影で使用したのは、そのハーフタイプとなります。

ハーフタイプは半分は透明で、半分に色が付いている仕様になっています。どんな時に使うかと言えば、今回の撮影スポットのように、湖面にリフレクション(映り込み)、空には花火みたいなシチュエーションの際、強い光を放つ空の花火の部分にだけNDフィルターの効果を適用したいなーなんて場合に使うものです。

人物中心のボクの撮影スタイルでは、ハーフタイプはあまり使用する機会も無いので、今回は先生にお借りしました。ありがとうございました。


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撮影の設定

設定に関しては、花火の打上数や規模によって変化してきます。当然、花火が同時にたくさん上がれば、空はより明るくなりますので、気をつけないと真っ白な写真を量産することになってしまいます。

なので、一応ベースの設定として考えていただければと思います。実際に撮影してみて、画面が明るければ、シャッタースピードを変えるなり、絞りを調整するなりしていただければと思います。最初の設定を参考までに記しておきますね。

ベース設定

フォーカス マニュアル固定です。花火が上がる付近の山や建造物にピント合わせをしておきます。


ISO 100


絞り F10 


シャッタースピード 30秒  花火の数や、どこまで写したいかによって最大で60秒まで変化しました。

もしも撮った写真が明るかったら?

F値をF10 からF13やF16などに絞ってみる。取り込む光の量が減少するので、同じ条件であれば、撮った写真は暗くなります。

それ以外の方法は?

ISOを100以下のISO50などに設定してみる。NDフィルターの番手を上げてみる(ND4から更に暗くなるND8にとか)

シャッターレリーズを押すタイミングは?

花火がドンっという音と共に上がり始めたら、ポチッと押すようにしましょう。ボタンを離すのは花火が開き、消えるまでが基本です。

シャッタースピードを早くしてしまうと(30秒から20秒とかにしてしまうと)、花火の数や広がりがあまり映らなくなってしまい、迫力が減少してしまいます。そういうところのバランスが花火撮影の難しいところでもあり、醍醐味だなと感じました。めっちゃ奥が深くてハマり要素あります笑

今回は初めての花火撮影ということで緊張もしましたが、とにかく楽しかったです。そして、適当と言ったらあれですけど、意外とちゃんと写るんもんだなと思いました。

花火撮影してみたいなんて方がいらっしゃたら、ぜひ今度はチャレンジしてみてくださいね!!

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